4/12/2014

Crepes&Waffles

昨日の自分のツイート


これを書きながら思い出していたのが、昔テレビで見た日本のどこかのクリーニングチェーンでそこでも店舗人員を雇うのに、子持ちの女性を優先して雇っているという話だった。
うろ覚えだが、話としては、やはり子持ちだと責任感があるということや、作業が速いとか企業にとってメリットがあるので優先的に雇っているということだった。
小さな子供がいる家庭では、そんなに職探しを何度もする余裕もなく離職率は低くなるだろうし、家事も大変だから時間に敏感になるし、家事をこなしているだろうから作業も早い傾向があるだろうということは何となく想像できる。
そういえばクリーニング店の店員は大抵おばちゃんだ。

日本でシングルマザーの貧困率の高さが非常に高く問題になっているのは僕も知っていた。
Wikipediaによれば、このチェーンは"only hiring women who are heads of their families"ということなので、正確にいえば「世帯主の女性」ということだが、こういった境遇の方々はどこの国でも不利な雇用環境に置かれているということなのだろう。

いずれにしても、このチェーンはWebサイトでも従業員を全面に押し出しているし、商業的にも成功しているようなので、中南米にくる機会のある人は見かけたら入って観察して見て損はない店だと思う。

あとどうでもいいが、スペイン語はチリ訛りよりコロンビア訛りの方が個人的には好きだ。

4/11/2014

駐在会社員の日常8 LIFO 駐在員・後入先出


先輩が日本に帰る。

先輩と言っても、同じオフィスで働いている方ではない。
違う国の違う会社で働いている。
それでも同じ案件に関わって日々話してきた。
実は元直属の上司。
僕の一年半後に着任して、もうすぐ日本に帰ることになっている。

これで僕と同じ職掌の弊社駐在員は、南米に誰もいなくなる。
なんてこった。

海外駐在員の異動のお決まりといえば、横滑りだ。
スペイン語圏に一度赴任すると、同じスペイン語圏で回るパターン
大体同じだろうということで、ブラジルが加わるパターン
大使館なんかも例外じゃない。

それから、同じ国に2回目、3回目というパターン。
この先輩も、南米は2回目。
というか、いま当社で南米に駐在している人間は、初めての駐在のほうが少ない。
7割くらいが複数回の駐在経験がある人だ。

そういうのは、どこの会社もたいてい一緒だ。
帰国するにも、年齢が上がれば上がる程、本社のポストも限られていくので
その人の優秀さとは無関係に、帰る機会と場所が減ってしまうっていう事情もある。
この先輩は求められて帰国するので、恵まれているのかもしれない。

後入れ先出しになってしまったな。


僕の方はというと、後任がいなければ抜けられない。
なにせこの職域で、南米に一人駐在になってしまったので。
もうGoogle Voiceで相談する相手もいない。
この先輩は僕の上司だったこともあり、愚痴なんかも聞いてくれていた。
いまの上司も愚痴は聞いてくれるけど、やっぱり違う分野だから、
ある部分で、わかってもらっている感は違う。

孤独を感じる。

孤独は、責任を背負っている証拠だと誰かが言ってくれたけど
仲間は必要だ。

顔の見える相手がいなくなると
だんだん、会社に使われてるだけかも、と思えてくる。