10/31/2010

今週のワイン Perez Cruz Carmenere

今週のワイン。。。

今日は日本人会の催しもので日本食フェアがあり、
夕食代わりにフラッと寄ってみました。
日本人ばかりだろうと思っていたら、現地の人が多くて盛況でした。

雰囲気は祭りの屋台みたいになっていたのですが
最も列をなしていたのがお好み焼き。
おそらく、天ぷらや手巻きずしに比べて認知度が低くて
いろいろ説明やら質問やらしていたのでしょう。
ソースとマヨネーズをかけずに食べてらっしゃる方もいらっしゃいましたね。。。

まぁそういうことで夕食を適当に軽めに済ませ
夜はワインを飲みました。

今週は
Pérez CruzというViñaのカルメネーレ(Carmenere)。
http://www.perezcruz.com/
この品種はチリにしかないと言われています。
かつてヨーロッパにも植生していたのだけども、病気によって全滅。
その後チリのワイン産業が発達していく中で「何だかチリのワインはCarmenereに味が似ているものがあるぞ」ということで専門家が調べ、フランスかどっかに保存されていた原木と遺伝子照合?かなんかしたところ、本物のCarmenereと判明し、今に至ると。
チリの地形がアンデス山脈と海に囲まれ、病気が入ってこない環境だったため、この品種が生き残って、チリ特有の「土着品種」として嗜まれているというワケです。ですので、チリワインのお土産には是非Carmenereを一本選んでほしいと思います。

先日のSyrahを買った時に一緒に購入したのがこのワイン。
お店の人のオススメを聞いて、値段の高い方を買いました。
といっても2000円程度。

飲んでみたところ、この間のカベルネやシラーと全く違った味わい。
この間のカベルネのどっしりとした感じに比べると、少しフルーティーで果物の葡萄らしさが出ていて、軽くて飲みやすい。

嫁はこれが今までで一番好きだと言ってました。
僕は先日のシラーの方が好きです。
こうやってワインを飲み比べてみるまで、これほど味が違うとは全く知らなかったけど、飲んだらわかる。全然違う。



ラベルも緑色で綺麗。

CAVの評価では88点。きっとその通り。

10/29/2010

ブラジル都市伝説

チリにはブラジルから出張で来られる人も多く、色々な話を聞きます。

ワールドカップとオリンピックを控えたブラジルですが
まだまだ危険がいっぱいの国。
そんな危険にまつわる都市伝説をご紹介します。

1.自動車走行中は窓を開けてはいけない。
信号で止まったら、横からピストルが出てきます。
なお日本人駐在員は防弾車が基本です。

2.小銭を常に携帯しなければいけない。
常識です。銃口が向けられた時にすぐ出せるようにしましょう。

3.警察に呼びとめられても窓を開けてはいけない。
本物の警察か分かりません。
窓を開けず、ドアにつけた専用マイクで会話しましょう。

4.バスに乗ってはいけない。
バスごと襲われます。

5.パソコン用のブリーフケースを持ってはいけない。
パソコンが入っていると思われたら、襲われます。

6.スニーカーを履いてはいけない。
スニーカーは金持ちの履物なので、襲われます。

7.スーツケースを転がしてタクシー乗り場に行ってはいけない。
見つかったら、襲われます。ホテル玄関から直に乗りましょう。

8.昼にホテルのロビーでパソコンを使ってはいけない。
銃を突き付けられパソコンを奪われます。

9.スーツを着てはいけない。
襲われます。仕事でもラフな格好で行きましょう。
ただしスニーカーはダメです。

10.乗ってよい地下鉄は青と緑の路線のみ。
赤の路線は危ないです。

11.空港で乗れるタクシー会社は一社のみ。
他は危ないです。また探し迷ってはいけません。襲われます。

12.飲んだ後歩いて帰ってはいけません。
襲われます。100メートルでもタクシーを使いましょう。

たぶん全部本当です。

以上。

10/24/2010

今週のワイン i Latina Syrah 2008


ワインを覚えるために、記録をつけているうちに
すっかりワインBlogと化してきました。
中略。
サンチャゴのショッピングモールは幾つかあるのですが
そのうちの一つAlto Las Condesに
CAVというワインショップがあります。

お土産用ワインの買い物にはよくMundo del Vinoという他のチェーンに行くのですが

http://www.elmundodelvino.cl/
個人的にCAVが気に入っています。

というのは、下のリンクを見てもらうとわかると思いますが
ショップの中央にカウンターが配置してあり、ここで試飲をできたりするのです。

以前ブログに書いた試飲会もここでした。


先日行った時は、セール品の試飲をしていました。
セールといっても安物だけではなく、中価格帯のワインもありました。
その日はCarmenereを探しに行ったのですが
試飲もしてみようということで、Syrahを二つ飲み比べ。
美味しかった方を買いました。
それが冒頭の写真、i Latina Syrah 2008です。
http://www.iwines.cl/default.asp?IDQ=5

昨日自宅で飲みました。
あのー、美味しかった。
カベルネがマイブームだったけど、撤回します。
これは美味しかった。
程よい酸味に良い香り。色も綺麗です。
値段は13000ペソ、2千円ちょっとくらい。

ちなみに
CAVはワインの評点しています。
http://www.lacav.cl/index.php?seccion=mesacata

買いたいワインの条件をざっくり入れるだけでも、

良いワインを教えてくれます。

値段と点数はあまり関係ないので、お土産探しにも良いかも。



なお、Latinaは91点と高い評価。
納得しました。

10/17/2010

今週のワイン Marques. Chardonnay

日本では落盤事故の報道がかなり凄いみたいだけど
ちょっと違和感のある記事発見
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101016-00000049-jij-int
拝金主義って。。。ちょっと違うのでは。
こんなの日本だって何処だって一緒でしょ
別に人間性を踏みにじってるわけでもなし。。。

WCや今回の事故でわかってもらえたかもしれないけど
チリ人は南米の中では勤勉な人達だ。
などなど
ちょっとチリ人の味方をしつつ

今週末もワインを嗜みました。
今回は嫁が白が飲みたいと言ったので
チリの白ワイン入門としてMarques de Casa Conchaのシャルドネを購入。

地元の人も知ってる人が多いので
以前これを買おうとしてお店の人に聞いたら
確かに有名で良いワインだが、他の物を薦めたいと言われた。

といことは逆に入門にはちょうどいいのではと思い、
飲んでみました。
http://www.conchaytoro.com/our-wines/marques-de-casa-concha/technical-sheets-chardonnay/

Concha y Toro(コンチャイトロ)はチリで最も有名なワイナリー(でいいのかな)でオレンジラベルのSUNRISEは日本のスーパーでも良く売ってます。
Marques de Casa ConchaもConcha y Toroのブランドです。

樽の風味がほんのり感じられ、優しい口当たり
フルーティではないが、酸味は殆どないので初心者にも飲みやすい。
嫁は翌朝おいしかったと言っていた。

とりあえずこれを覚えとけば
来客が白を飲みたいと言ったときに保険になります。

10/14/2010

チリのニュース

これほどチリが注目された年があっただろうか。

チリって何処?あの細長い国でしょ。
というのが決まり文句だったのが

今年は大地震があり、被害の状況とともに
コソ泥の映像がチリ人の評判を落とし

ワールドカップでは40年ぶりの勝利とともに
ビエルサ率いる超攻撃的スタイルで
まさかの日本地上波放映。

そして今回の事故救出劇。
全世界が見守っているらしいね。

33人目が助かった時、近くの教会の鐘が鳴り響き
車がクラクションを鳴らして行きました。

そして先ほどレスキュー隊員も全て帰還。

最初は33人が全員助かるとは思えなかったけど
本当に良かった。

10/11/2010

一呼吸

全く仕事が終わらない毎日で
その中に来客や訪問も入ってくると、更に貧窮
家族が来てから2週間経ち、やっと少し落ち着いた

木曜日に取引先の事務所開きがあったので訪問。
19時から。
新しい事務所は新興オフィス街に構えられ
移転と同じくして人員も増強、他者から部門買収も行ったそうだ。

ここのE氏は僕のことをMy Friendと呼ぶ。
若くしてそれなりのポジションを務めている彼は
といっても30代半ばだと思うが
少し前の自分に僕を重ねているのかもしれない。
とりあえず、僕も彼もいつもオープンだ。

その帰りに、記念のワインをもらった。
綺麗な化粧箱に入っていたのを家に帰って開けたら
最近マイブームのカベルネ・ソービニョン
ラベルにGran Reservaとあったので、
これは美味しいだろうと思い、
子供を寝かせてから嫁と夜中のワイン。

カベルネは飲みやすい。
主に肉料理に合わせて飲まれるそうだが
深い葡萄色に柔らかな舌触り
酸味が抑え目で、ワインの苦手な人にも優しい。
と、思う。(あてずっぽうだけど)

日本では全く興味のなかったワインだけど
ここではこんな風に
幾つかの銘柄品種は覚えてしまう。

これは人に勧められる一本だな。

ワイナリー:TARAPACA
品種:Cabernet Sauvignon
ライン: Gran Reserva Etiqueta Negra

http://www.tarapaca.cl/our_wines/gran_reserva/etiqueta_negra_cs.html

10/07/2010

Ahora Bien

生き延びています。

生き延びています。

チリに着いてから子どもが咳をしていたので
日系の方に連れ添ってもらって病院へ行きました。

その数日後に発熱があったので、再度病院へ。
今度は自分たちだけで行きました。

わかります?
例えば英語、たぶん日本人一般的に6年くらいは勉強してますよね。
で英語圏で病院一人で行きますか?

スペイン語勉強して半年。
強行してみたわけです。
っていうかその度にひとの仕事邪魔できないし。
ううむ。
なんとなくはわかるよ。70%くらいは。。。

とりあえず子どもが元気になったのでヨシ。

タフになるよ。

以上。

10/01/2010

こっちの知り合いで
日本語の先生がいるんですけども
立ち話で本の話になって、チリには本がとても少ない。

その人の生徒が日本に行った時に、一番感動したのは本屋だったそうです。
本屋のデパートがあるって。
確かにところどころにビル全部本屋とかあるなぁ。
というかそういう品ぞろえのところに買いに行くなぁと思いました。

日本人はよく本を読む。
再販価格維持制度もあって一つの街にいくつも本屋があるのは当たり前だし
本屋に行けば必ず人が多くて邪魔だし
若者は本を読まないというけど、ケータイやネットで活字を読む量は結構あると思うし
電車の中吊り広告も雑誌や本の広告であふれている。

一方、チリではほとんど出版というものをしていないらしい。
そのため本も輸入品がほとんどで、
業者なのか関税なのかが上乗せされ、とても高い。
アルゼンチンへ買いに行った方が安いという話もある。

この違いがもたらす意味は大きい。
自助学習の機会が全く違う。
卑近な例でいえば、Excelの使い方など、日本なら1500円も出せばかなりマスターできる。

こういう環境の違いでは、新しいネットサービスやデバイスの持つ意味が違ってくる。
ガラパゴスというけれど、そうなったことの一つには、
日本の文化が欧米のそれとかなり違うという点はあると思う。

大きな本屋がほとんど無くて、しかも高いとなればKindleやiPadで
安価に素早く電子書籍を買うことができるメリットは日本のそれの比較にならない。

きっと日本でAmazonといえば、買いに行く時間と手間が省けるメリットが大きいけど
本屋に行った時の宝探し的な感覚が無くなるデメリットも大きい。
ここではそもそも機会費用がほとんど無くて、初期投資ができれば、メリットばかり。

だから日本では、そうでない国に比べて、デバイスが特殊な進化をするし
海外のデバイスやビジネスモデルがそのまますんなり入らないことがあるのかなと思いました。

そう考えると日本での電子書籍の普及のカギは、
紙かデバイスのどちらが読みやすいかではなく
リアル店舗の多さと品揃えの多様さに、いかに勝てるか、代替できるかだと思う。

ではまた。